2008年03月13日

長期投資に下落相場は必要です! その2

資産が形成されるまで、数回は大きな下落相場に遭遇します。

人は、下落相場に遭遇すると「失敗」と思われがちですが、
むしろ、期待リターンを得るための必須条件であり、
予定通りと考えて良いでしょう。
(気休めではありません)

長期投資家にとって、下落時の継続保有、追加投資は、
むしろ資産形成には欠かせない必須場面です。


下落相場による資産の目減りを目の当たりにするとやはり、
長期投資と言えども挫折してしまう人の気持ちもわかります。

(個人投資家だけでなく、長期投資のアドバイザーまでもが、
不安になり、計画にない思いつきで「手控える」なんてこと
もありますが、ここは市場に左右されない計画を作成、全うするのみです。)


市場は
20%上昇する年
15%下落する年
15%上昇する年

・・・・・と、その年により全く異なります。

そのような価格変動を縮小し安定した運用を目指すためにも、
金融資産を組み合せて、ポートフォリオを作成するわけですが、
それでも、これだけ市場が下がれば、たとえポートフォリオ運用でも
値下がりします。


ちなみに、期待リターンは、上記のような過去の「上昇率」、「下落率」を平均化した数値です。


繰り返します、「上昇率」と「下落率」の平均値です。


もしも、「下落」をすべて避けられたら、平均リターンは15%、20%という高リターンになります。
(市場平均を狙うパッシブ運用においては、ほぼ不可能な平均値です。)

つまり、長期投資において、期待リターンを得るには、
必ず、下落相場に遭遇し、下落の数字を加味してはじめて、
期待リターンになることです。

裏を返せば、期待リターンに近づけたいのであれば、
下げ相場の数字も取り込む必要があるわけです。

そうです、下落時の保有は、立派な投資手法です。
このような時期に運用方針を大きく変更したり、
ファンドを変えたりすると期待リターンが得られなくなる訳です。

しかし、このような下落相場になると、下落を避けられたら?と思うことでしょうが、
プロが集まる運用会社でさえ、市場平均に勝ち続けることは困難と言われます。

下落時を前もって避け続けることが「できる」と考え悩むより、

下落時を前もって避け続けることは「できない」と判断するとともに、
長期投資の期待リターンは、下落時の数値を取り込んでも、プラスで
あることに気づくことが、成功の第一歩です。



成功への時間的近道はありません。
少しずつ時間をかけて育てていくのです。
下落相場も大切な場面です。


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posted by FPブレーン at 00:38| Comment(0) | 投資信託:売りたい時の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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