2009年03月16日

100万入り財布を80万で買いますか?【株価純資産倍率】

現金100万入りの財布をあなたは80万で買いますか?
どんなに値打ちのない財布でも、100万以下であれば買いますよね。

現金が入っているのですから・・・

もしも、下記のような金額で売られていたら・・・・

売値が120万・・・・実際の価値の1.2倍
売値が100万・・・・実際の価値の1倍
売値が 80万・・・・実際の価値の0.9倍

実際の価値の何倍で取引されているか確認できれば、割安、割高が判断できる指標になります。

これを株価の指標に置き換えて考えると。
財布の中身の現金価値(資産価値)を「一株純資産」といいます。
「財布一つあたりの純資産」・・・・100万ということ。

一株純資産は、企業の原価(資産価値)と考えられ、仮に企業が廃業(倒産ではなく、事業をやめて解散すること)した場合、総資産から負債や従業員の給与、退職金を払って残ると考えられる資産(現金)です。

つまり、
財布なら、中身の現金
株価なら、企業の資産価値(現金、不動産などすべての資産)
を知っていれば、割安か割高か判断できることになります。

さらにもっと簡潔に判断できるのが、「株価純資産倍率」(PBR略されます)
その資産価値に対して何倍で買われているかの指標ですから、
売値が 80万・・・・株価純資産倍率(PBR)は0.8倍と言うように、倍率で、割安割高の判断が可能です。

株式会社で考えると、1倍以下で購入すれば、企業が解散しても利益受け取れることになる。


しかし、株価は、将来の企業価値、成長期待が加味されることから、プレミアが付き、1.3倍、1.5倍など、1倍以上の価格で取引されているのが通常です。

では実際の株価で見てみましょう。

03/16 10:30 現在 ソニーの株価 1930円
株価純資産倍率(PBR)・・・・0.56倍

03/16 10:30現在 トヨタの株価 2980円
株価純資産倍率(PBR)・・・・0.86倍

ちなみに、東証一部全体の株価純資産倍率(PBR)は、

約0.8倍・・・・1倍以下

【この1倍割れについて日経ヴェリタスの記事抜粋↓】
1倍割れは理論上、今の株価で買えば「投資先の企業が清算されても利益がでる」ことになる。株価純資産倍率(PBR)1倍以上が正常値と考えれば、日経平均では少なくても約8,800円まで上昇する計算だ。1倍割れは「将来の業績悪化による企業価値の目減りを先取りしている」という理屈も成り立つが、一義的には株価の割安サインと見る向きが多い。


この様に、PBRを理解していると、値下がり時の考え方が少し変わってきます。

これまで、市場の急落時は「もっと下がるのではないか?」と一方的な悲観場面も、企業の本来の価値、価格で購入できるチャンスとして、違った角度で検討することができるわけです。

繰り返しになりますが、現在、東証一部全体のPBRは、約0.8倍。
現金100万の入っている財布が、80万で売られているということです。

長期投資が目的ならば、東証一部全体に投資するインデックスファンドも魅力的に見えてきます。

PBRは、ネット証券やヤフーファイナンスなどでも確認できますので、投資先の資産価値を知っておくことは重要です。




↓役に立てましたか?

「へぇ〜」と思って頂けましたらクリックしてください

投資信託 - 株ブログ村


人気ブログランキング




  


posted by FPブレーン at 18:59| Comment(0) | 資産運用:基本の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。