2009年03月04日

ドル建て年金保険の利用価値。

先日、私も回答していますアールアバウトのサイトで、ドル建て保険の有利性についてQ&Aがありました。
ここ最近、購入者が増えているようですが、本当に有利な商品か考えてみます。

ドル建て保険をこんな風に評価する人がいる。

ドル建て年金保険、ドル建て終身保険は、1.5倍、2倍、3倍になる。
ドルベースでは、確定または、最低保障されているので、長期であれば為替の変動しても、大きく損することはない、むしろ、大きい資産形成ができる。


確かに、間違いではありません。
おそらく、円建ての個人年金保険と比較していると思われるが

問題は、その手段。

銀行で販売されている一時払いドル建て年金保険(期間10年)を例にして紹介します。

分かり易いように、
為替は1ドル=100円
投資金額は、100万=10,000ドル
また、満期まで為替は変動なし、コストを考慮しないとします。

積立利率約3%で算出すると(2009年3月の利率)
10,000ドル → 10年後 約12,360ドル・・・1.236倍

円建ての確定年金が1.05〜1.1倍だから確かに良い。
しかし、ドル建て年金と同様の効果が得られる投資先があります。

それは、米国債です。

2009年2月末の利回り2.91%の10年米国債【利率参照】
10,000ドル → 10年後 約12,910ドル・・・1.291倍

ドル建て保険・・12,360ドル
米国債・・・・・12,910ドル

●リスクの比較、
・ 為替リスクは、投資先が米国ですから全く同様です。
・ お金の預け先の破綻リスク
保険会社の破綻と米国の破綻は、どちらの可能性が高いか?


貯蓄が目的なのに保険会社を経由して購入するメリットはほとんどありません。
(保障が必要であれば、また、選択の余地はありますが。)

ドル建て保険より米国債が良いことを紹介しているのではありません。

同じリスクなら、リターンの高い手段、
同じリターンなら、リスクの低い手段を選択する
、基本的な考えから投資を行わないと知らずに不利な方法を選択している、ということです。


↓お役に立てましたらクリックしてね。
投資信託 - 株ブログ村


人気ブログランキング



  


posted by FPブレーン at 15:05| Comment(0) | 投資の基本:外貨と外債 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。