2009年01月31日

複利の株式投資、複利でない商品投資 その1

需給関係が根本から崩れ、物価は上昇を続ける・・・・
原油価格も、多少の値下がりはあっても、もう元の価格に戻ることは考えにくく、長期的には右肩上がり・・・・

ポートフォリオにコモディティ〈商品〉を組み入れるのは必須と言われていたのは、ほんの1年前。

空前のコモディティ投資の大ブームの時。


今となっては、あっさり価格も戻り、物価も下がり続けています。

さて、こんなときだからこそコモディティに広く投資をするコモディティファンドについて、少しお話しします。

コモディティファンドは、
商品先物オプションの売買で収益を稼ぎ出すのではなく、商品指数に連動する証券に投資をするケースがほとんどです。

実物資産を分散保有していることと同様の効果が得られるわけですから、物価上昇のヘッジ・・・・インフレヘッジとなります。

では、コモディティファンドは、ポートフォリオに必須なのか?

株式や債券との相関関係から、ポートフォリオへの組み入れは、その効果もあるのでしょう。

しかし、じっくりと腰を据えて長期投資を行える方には、必ずしも「有利」で万能な投資先とは言い難い気もしてなりません。(過去の数値からは効果があるのは理解していますが。)

組み入れないからと言って、資産形成が不利になることはありません。

コモディティファンドの内容を知らずに、雑誌を見て、または、勧められるがままに購入する方が考えモノ。

とは言いつつ、最近の投資マネーは、実際に資本市場(株式や債券)が低迷すると、商品市場に移動することが目立ちます。

また、この流れを受け、世界の運用機関も、国際商品への投資比率を拡大しました。

約1年前も、世界最大の米国年金基金カルパースは、60%の株式資産を、2年、3年かけて56%に下げ、その分で、原油や金、不動産の比率を今までよりも高めていくと発表しました。
その後、各国もその動きを強め、一時的には落ち着いたものの、コモディティへの投資は、今後もますますその重要度を増すと考えて良いでしょう。

世界でも注目される運用機関が投資比率を上げると聞けば「今後は必要だ」と思われるのも当然です。

しかし、毎年、多額のキャッシュイン・アウトが繰り返される「公的年金」と、
キャッシュアウトされない「老後資金の資産形成」では、運用目的が大きく異なります。

ポートフォリオ全体を最適化するというのももちろん大切ですが、
長期保有すると、どのように収益を生むのか、投資した自分のお金はどのように使われているのか「投資先」を理解することが重要と考えられます。
この投資先を理解すると、自分で必要かどうか判断できるでしょう。

では、その2で、株式投資と商品投資を比較してみましょう。



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posted by FPブレーン at 10:08| Comment(0) | 資産運用:ポートフォリオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月29日

この時期にハイイールド投信!?

今日の日経にこんな記事がありました。

【記事抜粋】
野村アセットマネジメントが28日に新規設定した投資信託「野村米国ハイ・イールド債券投信」シリーズの設定額が約1290億円に達した。昨年来の運用環境の悪化で投信への資金流入は急激に細っており、公募投信が1000億円超の資金を集めるのは久しぶりのこと。個人が再び投資に向かう動きにつながるか注目を集めそうだ。1/29日経より



この時期にハイイールド債に・・・
随分買う人がいるんですねぇ。(中身を理解しているのかな)

このファンドの投資先は、デフォルトを起こす可能性が高い事業債。
ハイイールド債(高利回り債券)です。

デフォルトを起こす可能性が高いと考えられる今のような時期に
あえてリスクをとって、投資する価値があるのかなあ?

同じリスクなら、リターンの高い手段を。
同じリターンなら、リスクの低い手段をと考えれば、


世界の優良企業がこれだけ過小評価されていれば、外国株式インデックスを購入したほうが、よっぽど安心して保有出来るような気がします。


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posted by FPブレーン at 21:31| Comment(0) | 気になる新聞記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月16日

簡単そうで難しい、「これが長期投資!」

リターンを得るには、リスクを受け入れなければなりません。

人は誰でも、最悪な場面に直面すると「受け入れる」ことを拒み、「回避策」を講じます。

スポーツなどの勝負の世界では、負けた事実、実力を正確に「受け入れる」ことができなければ、実力に応じた練習もできず、なかなか上達できない事もあるでしょう。
また、病気の場合でも、まず本人に告知され、事実を「受け入れる」ことで、はじめて回復に向うとも言われます。

現実を「受け入れる」というのは、とても難しいことと考えておくべきでしょう・・・資産形成の場合も明らかです。

何度経験しても、資産の目減りを「受け入れる」ことは、大変な苦痛を伴います。

資産形成は、値下がりのリスクを「受け入れる」ことで、その値動きに値するリターンが期待できます。

下落時の売却や銘柄変更、タイミングの再検討など、計画外の回避策は、逆にリターンの得られなくなる可能性を大きくします。

頭で理解しても、正しく行動することは難しい。

つまり、運用の「方法」「データ」などの「理屈」だけでなく、「感情」を合わせてコントロールしなければなりません。

では、「感情」のコントロールはどのように行うか?

徹底的な「情報収集」と「経験」だと思われますか。

「これだけで成功すれば苦労はありません!」

「人と人」「コミュニケーション」も実は大切です。

例えば、
●暗闇を「一人で歩く場合」と「二人で歩く場合」どちらが安心できますか。

●言語のわからない国で迷子になりました。
「日本語表示の地図を拾った場合」と「日本人に声をかけてもらう場合」はどうですか?

長期投資は、「計画」とその計画を守ろうとする「一貫性した投資行動」によってはじめて成功に近づきます。

「一貫性のある投資行動です」

長期投資は、「険しい山道、上り坂」もあれば、「快適な遊歩道」もあります、また、「長く真っ暗、かつ出口の見えないトンネル」もあります。

・諦めたくなりませんか?
・戻りたくなりませんか?
・不安ではありませんか?

こんな至難を、10年間歩き続けることができますか?
それもたった一人。

「これが長期投資です。」

投資ブームは「快適な遊歩道」であるだけに、なかなか気づきませんが

苦しい時、迷った時、暗闇で「計画どおりにすすんで大丈夫ですよ」

そんな一言があったらどうですか?
わかっていることですが、安心しませんか?

一貫したアドバイスが受けられるのは、予想以上の効果を発揮します。

コストも大切ですが、もっと大切なことがあるはずです!

資産形成を成功させた人が身近にいないのは、
やはり長期投資は予想以上に難しいという証明かもしれません。




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posted by FPブレーン at 15:10| Comment(3) | 投資信託:売りたい時の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする